進化した大エース擁する東京国際大学。神奈川大学は主力の爆発力がカギ。

引用元:Number Web

今回で96回目を数える東京箱根間往復大学駅伝競走。例年以上の大混戦が予想される2020年1月の箱根路では、21チームが健脚を競う。特色豊かな各チームの見どころとキーパーソンを、それぞれ紹介する。

東京国際大学
 第96回箱根駅伝予選会:1位
第95回箱根駅伝(前回大会):15位
3年連続、4回目

Key person of the TEAM:伊藤達彦(4年)

 覚醒した有言実行の日本人エース。
2区での走りがシード権を左右する。

 文=田坂友暁

 箱根駅伝での初シード権獲得へ一直線だ。

 エースの伊藤達彦(4年)を走りに集中させるため、内山涼太(4年)を主将に、真船恭輔(4年)と菅原直哉(4年)のふたりを副将に据えた。そして新入学留学生のイェゴン・ヴィンセントに、仙台育英高から進学したルカ・ムセンビを加えて、2019年シーズンをスタートさせた東京国際大学。

 創部から9年目の新チームは、まず6月の全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会をトップで通過して他大学に衝撃を与えた。

 「練習を見ていると、だいぶ力はついてきたな、という手応えはありました。2年連続で箱根駅伝本大会に出場してから、選手たちの意識が変わって、それぞれが前向きに練習に取り組むようになりましたね」

 そう語るのは、創部以来、常に我が子を見守るようにしてチームを支えてきた横溝三郎総監督だ。

 勢いに乗った東国大は、10月の第96回箱根駅伝予選会でも初の快挙を成し遂げる。

 ヴィンセントが1時間2分23秒の全体3位でフィニッシュすると、すぐさまエース伊藤が1時間2分34秒の日本人トップで国営昭和記念公園内「みんなの原っぱ」横のフィニッシュに駆け込んできた。

 その後も4年生の相沢悠斗に山瀬大成、丹所健(1年)に真船、菅原と続々と東国大のメンバーがフィニッシュラインを通過。2位で予選会を通過した神奈川大学に3分26秒もの差をつけて、10時間47分29秒で堂々の総合1位で本大会への出場権を手にした。